食品科学科4年生 伊達梨絵 (平成22年1月現在)


就職活動のすすめ


 就職活動を振り返って、後輩の皆さんへの助言を中心に書かせていただきます。これをしたから絶対良いとは言い切れないので参考程度に読んで頂けたら幸いです。私が就職活動を意識したのは2年生の冬頃です。私は特に食品業界に行きたかったので、食品業界の記事を新聞や本、インターネットで情報収集していました。また、一般教養本を読んで自己啓発に努めたり、就職活動中の先輩から話を聞いたりしていました。私が就職活動において大事だと思う点は、何を「軸」にして就職活動を行うかです。「軸」とは、妥協できない点、その企業に入った後の自分が働く姿を想像できるかどうかかと思います。説明会や面接では積極的に質問をして下さい。しかし、質の高い質問でなければ意味がありません。福利厚生や給与を知りたいのは山々ですが、企業の将来像や社会の中での位置づけなど、説明会では話されなかった企業側の課題や問題点をいかにうまく聞き出すかがポイントです。質問から得た情報は、志望動機を語る上で非常に役立ちます。最後に、就職活動はよくいわれる「縁」もありますが「運」も左右するかと思います。上手くいかないからといって決して落ち込まず、前向きな気持ちで頑張ってください。(2010年3月22日掲載)


食品科学科3年生 前田祥孝・中里祐太


水産大学校三年生になって

 皆さんこんにちは!僕たちは食品科学科の三年生です。三年生になると様々な食品に関する専門的な講義や実験が増えてきます。実験では、機器を用いて食品に含まれている様々な成分の分析を行う機器分析実験や生物化学実験、他には、実際に食品を用いて行う食品分析実験がありました。三年生の後期には練習船に乗って魚の取り扱いと鮮度の関係を学ぶ洋上鮮度管理実習もあります。また、今年度から、「水産食品士」という水産大学校独自の資格修得にもチャレンジしています。その調理実習では、アジなどの色々な魚をさばくことができて勉強になりました。学校生活では、ラグビー部と野球部に所属して、充実した学校生活をすごしています。来年になると就職活動が本格的に始まりますが、これらの専門知識を活かして頑張りたいと思います。
 



食品科学科4年生 鬼武ともよ

 私は現在、魚に含まれる脂を利用して、魚の健康状態や品質をチェックする方法について研究を行っています。食品科学科の一番の魅力はやはり多くの実験や実習です。自分で考え行動することによって、食に関してより専門的な知識を身に付けることができます。また、学科内の先生方や学生はみんな仲が良く、実験や実習を通して、仲間との絆をより深めることができます。海と食べることが大好きな人は、ぜひここ水産大学校で勉強してみてはいかがですか。


食品科学科2年生(当時1年生) 川崎寿広

 水大ライフ

 もともと海が好きであった私は、高校の時から何か水産に関わる大学に行きたいとずっと思っていました。そこで、いろいろと水産系の学科がある大学を探していたのですが、もともと日本中でも少ない学科なので、かなり苦労しました。そして、見つかったかと思えば、海からかなり遠く、特に実習の無い、半ば詐欺ではないか?とも思える大学ばかりでした。そんなふうに進路決定に苦しんでいた私に、高校の担任の先生に水産大学校を紹介してもらいました。
 そして私は、オープンキャンパスに参加しました。特に将来のビジョンがなかった私は、なんとなく食品科学科を覗いてみました。おもしろい教授や先輩たちがいて、とても雰囲気が良かったので、食品科学科に受験を決め、それまで全然やっていなかった勉強を頑張り、推薦入試を受け、入学することができました。
 このようにかなり奇跡的に合格することができた私ですが、今は受験勉強の苦しさなど忘れて、楽しい水大ライフをおくっています。海や自然に囲まれてとても居心地がいいキャンパスで、私はあと四年間過ごすのが楽しみで仕方ありません。ですが、居心地が良すぎて、普通の人よりも多く水大ライフをおくらないように気をつけたいと思います。





「水産の未来を担う貴方達へ」 
(財)日本冷凍食品検査協会
横浜試験センター 微生物試験課
食品化学科58期 佐藤 千穂(平成19年度卒業生)



 私は2008年に食品化学科(現食品科学科)を卒業し、現在は(財)日本冷凍食品検査協会で働いています。会社では輸入食品等の微生物検査や衛生検査の告示法に関する検証を主に行っている他、大学での実験や卒業研究で行ったアレルゲンの検査、魚介類の鮮度検査なども担当しています。食の衛生管理に対する注目が高まりつつある世の中で、世界中で安心かつ安全な食品が流通出来る環境作りを目標に掲げ、日々勉強しながらの毎日です。
 “チャレンジ”これが人生で最も大事な事だと思います。今は一見無駄と思われる事でも逃げずに根気強く挑戦し、多くの体験をする事で新しい知識や貴重な出会い、更には今までとは違った価値観を習得でき、その事が自らのポテンシャルを広げるきっかけになるからです。私の場合、航海中の船上という限られた空間の中で汚染から食品を守る事の大切さを教えてくれた乗船実習や、水産庁と保健所でのインターンシップが一つの大きなきっかけとなり、食品検査業界への舵を切りました。水産大学校はチャレンジする機会に恵まれている所です。そしてその経験は就職活動、ひいては人生という戦場で自分だけの武器となるはずです。
 最後に、同僚として皆さんと一緒に働ける日を心よりお待ちしています。チャレンジ精神旺盛な水大生の更なるご活躍を期待しております。
(2010年3月22日掲載)


日本水産株式会社 笹野義貴(平成17年度卒業

私は、水産大学校で3つのことを得ました。1つ目は考える力。仕事の場面で問題に直面したとき、それをどう解決するかを考える力と根性を教わりました。2つ目は食品と魚の知識。これは今の仕事で活かせる基礎知識になっています。3つ目は仲間。いろいろな実験や実習に取り組むことで仲間とのつながりを強くできました。この仲間は、大学での一人暮らしや就職活動、さらには卒業後の今でも自分の大きな支えになっています。水産大学校で得ることができた一番大切なものです。


平成14年研究科卒業
 (株)ニチロ 山路 康博





「私の仕事」
私は、製造学科(今の食品科学科)を卒業後、水産大学校水産学研究科へ進学し、平成14年に修了し、螢縫船蹐暴⊃Δ靴泙靴拭ニチロは1907年に宝寿丸という一隻の船でロシアのカムチャッカへ鮭鱒を獲りに向かったのが始まりです。1970年代「200カイリ時代」に突入し、それまでの中心事業であった漁撈部門の撤退を余儀なくされ、その後は、大きく二つに分けて水産商事部門と食品加工部門を持つ総合食品メーカーとなり、今年で創業100周年を迎えた歴史ある会社です。
 私が勤務する石巻工場は、お弁当向けの家庭用冷凍食品(電子レンジ用)を製造しています。製品の品質第一・安全第一をモットーに製造しています。生産工場で最も大切なことは、品質は基より、いかに生産性を上げるかということです。簡単に言うと無駄を省き、より多くの利益を生み出す為には二つの大きな要因が考えられます。第一に原材料費、つまり、いかに品質の良い・安い原料を仕入れ、製造現場での不良を無くし歩留を上げるか。第二に人件費、すなわち、作業工程の改善や機械の導入により省人化を図り一人当たりの生産数(能率)をいかに上げるか、ということです。
 改善は日々の積み重ねであり、失敗や成功を幾度となく繰り返し、その先に品質の良い製品ができ、生産性が向上したときには仲間たちと共に喜び、美酒に酔いしれます。しかし改善には終わりはありません。私はこうした日々の改善・ふとしたアイディアの中から生まれる成功を掴む、この一見単純な用で複雑なこの製造屋の仕事が非常に性に合っています。
 皆さんもこれから社会にでて、迷い・失敗を多く経験することと思います。しかし、失敗することを恐れず、常に挑戦する姿勢を忘れないでください。それが後には皆さんの成果にもつながるのです。これからも短い学生生活を多くの仲間たちと楽しんでください。
 最後に、石巻工場の主力品“いか天ぷら”と“白身&タルタルソース”、そしてあけぼのブランドの商品をお店で見かけたら実際に手に取り、一度食してみてください。きっと我々生産者の思いが伝わることと思います。



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