企業との共同研究成果が日本マリンエンジニアリング学会「ロイドレジスターマンソン賞」を受賞しました

平成２６年５月２３日、公益社団法人日本マリンエンジニアリング学会より本校海洋機械工学科　前田和幸教授及び山西大講師を含む研究者グループに対し、ロイドレジスターマンソン賞が贈呈されました。 　 　本賞は学会誌に掲載された英文論文等の中から、舶用技術の発展に寄与すると認められた特に優れた論文が対象とされ、今回は水産大学校と旭化成ケミカルズ株式会社との共同研究による論文が受賞しました。 　　 題  目： Development of a Nitrogen-enrichment/Humidification Membrane System for NOx Emission Reducation in a Marine Diesel Engine 　 掲載誌： Journal of the Japan Institute of Marine Engineering vol.48, No.3 pp. 123-128 (2013) 　 著  者： Shimizu Atsushi 1, Ohno Hirokazu 1, Koizumi Yosuke 1, Maeda Kazuyuki 2, Yamanishi Dai 2   1 Asahi Kasei Chemicals Corporation   2 National Fisheries University 　この論文は、2016年から開始されるIMOのNOx３次規制（１次規制値より80%低減）に対応するために、高分子膜を用いた“低酸素・高加湿吸気供給システム”を開発し、これを水産大学校に設置された船舶用エンジンに接続してNOxの低減効果（この装置単独でNOxを３次規制値以下に低減可能）を明らかにする実験を行うとともに、実船に装備した場合に必要な吸気及び熱量に関する解析を行ったものです。 　今回の受賞により、いかなる状況下においても環境に負荷を与えないNOx低減に関する新技術としての評価を高めることができました。 　また、前田和幸教授は、学会活動の指導・貢献に対する顕著な功績が認められ、平成２５年度日本マリンエンジニアリング学会功労賞を併せて受賞しました。 　授賞式の様子はこちらをご覧ください。

2014/06/06 登録

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