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平成27年5月19日、公益社団法人日本マリンエンジニアリング学会より本校海洋機械工学科 前田和幸教授、津田稔准教授、及び本校練習船天鷹丸 田中辰彦機関長(教授)を含む研究者グループに対し、論文賞が贈呈されました。 本賞は、平成26年に学会誌に掲載された全ての論文のうち特に優れた論文が対象とされ、今回は水産大学校と独立行政法人航海訓練所との共同研究による下記論文が受賞しました。
この論文は、まず、小型漁船用ディーゼル機関から大型商船用ディーゼル機関まで幅広い用途と出力の船舶用ディーゼル機関から排出されるPMの特性(排出量とその成分など)を明らかにするとともに、その生成機構の違いについての考察を行っています。次に、特別に作製したフィルタ方式のDPF(Diesel Particulate Filter)を用いてPMの低減に関する実験を行っています。更にこれらの結果を基に、船舶の航行時における抵抗と推進に関する理論を用いて、海上輸送における船舶起源PM低減の指針を示すとともに、実船実験によりこれを検証したものです。 今回の受賞により、英訳(全訳)された論文が学会の英文ホームページに掲載され、本校の功績を世界の船舶系技術者に発信ことができました。 また、前田和幸教授は、学会のCPD(Continuing Professional Development)活動に対する顕著な功績が認められ、平成26年度日本マリンエンジニアリング学会CPD奨励賞を併せて受賞しました。 授賞式の様子はこちらをご覧ください。 |
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2015/06/12 登録 |
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