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NHKのドキュメンタリー番組「NHKスペシャル」の番組ディレクターとカメラマンの計3名が、本校の練習船「耕洋丸」(2,352トン)の実習・調査航海に乗船しました。 これは、8月25日から8月29日の間、日本海鳥取県沖で行われた「魚類マイクロネクトンのキュウリエソの行動生態の解明調査」(海洋生産管理学科濱野明教授)に、「NHKスペシャル」の取材スタッフが同行し、調査取材を行ったものです。 ROV水中カメラを用いた観察では、日本海の200mの海底でキュウリエソがクモヒトデに捕食される様子が確認されるなど、貴重な映像を収めることができました。 また、乗船中の学生にとっては、水産生物の生態や行動を映像で記録するノウハウを知る貴重な機会となりました。 今回の取材は、NHKスペシャル「日本列島」として、2010年に放送予定とのことです。 取材の様子の写真は、こちらからご覧になれます。 注1:「魚類マイクロネクトン」 マイクロネクトンとは狭義には、成体となっても遊泳力の小さい中・深層性の動物群をさしますが、広義には遊泳力の小さな、ネクトンの未成魚(例えば、かつお、まぐろ類の幼魚)も含めて考えます。このマイクロネクトンのうち、魚類であるものを魚類マイクロネクトンと呼びます。 注2:「キュウリエソ」Maurolicus japonicus ムネエソ科キュウリエソ属 日本海唯一の狭義でいう魚類マイクロネクトンです。 大陸棚縁辺部を中心に広い分布範囲と大きな生物量を有し、昼間の分布水深150-300mと推定されます。①日周期鉛直移動により表層から底層に生活する種々の魚類の餌料対象となること②集群性をもつこと等において生態的に特徴ある餌料生物ということができます。 |
2008/09/05 登録 |
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