項目60馬力(ps)のエンジンを初公開!小型水素エンジン船外機艇の試験走航を行います
 現在、地球温暖化防止への取り組みが注目されていますが、独立行政法人水産大学校では経済産業省の「低炭素社会実証事業」の採択を受け、島根県出雲市での水素エンジン漁船の実用化に向け、開発を進めています。本試験走航は、60psのガソリンエンジンを水素エンジンに改造して走航するもので、従来より馬力が大きくなり、実用化に向けて初めての公開となります。

公開日時: 平成22年3月24日(水) 14:00~
場  所: 独立行政法人水産大学校の前海(吉見湾内)

※低炭素社会実証事業
 経済産業省の「低炭素社会実証事業」は、広島に本社がある株式会社荒谷建設コンサルタントが管理法人として受託し、本校や岩井商事株式会社が共同で再委託を受けています。岩井商事株式会社は、企業組合水素社会プロジェクト(理事長:城下 隆氏)に参画しており、本事業において水素エンジンの主な部分の改造を手がけました。
 水素エンジンの出力は、従来のガソリン等の約半分ですので、水素エンジン船外機の場合もガソリンエンジンの場合と比べ出力的には約半分程度に落ちますが、今後の水産業の発展と再生エネルギー社会の到来のために、本事業は重要な取り組みであると考えられています。
2010/03/23 登録

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