項目太平洋クロマグロ仔稚魚分布調査の結果について
 水産大学校は、本年7月から8月にかけて、本校海洋機械工学科3年次生を乗せた本校練習船天鷹丸(鎌野忠船長:総トン数716トン)が、水産庁の補助を受けて太平洋クロマグロ仔稚魚分布調査(太平洋クロマグロの産卵場の推定及び初期生態解明のための基礎資料の収集:調査員、海洋生産管理学科毛利准教授)を行い、マグロ類と推察できる仔稚魚を4個体採集することができました。
 水産大学校では、1999年以降、水産総合研究センターとともに日本海マグロ類仔稚魚調査を実施し、2008年および2009年には本校練習船耕洋丸、2010年には天鷹丸において表層トロールを用いた調査を実施してきました。
 関係機関の連携による今回の大規模な調査は、日本海を含む我が国周辺水域におけるクロマグロ仔稚魚の分布状況について、約20年ぶりの知見をもたらしました。この成果が、今後の太平洋クロマグロ資源の持続的利用のための管理方策の策定への一助となることが期待されています。

 参考: 水産庁ホームページ
2011/11/15 登録

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