マサチューセッツ大学ダートマス校のPinggou He 教授が来校しました。
10月11日にマサチューセッツ大学ダートマス校水産海洋学部のPinggou He 教授が来校されました。Pinggou He教授のご専門は、漁具学(漁獲選択性)、魚類行動学、海洋環境保全工学です。また、同教授はFAO&ICESのWorking Groupの1つである「Fish technology and fish behavior」のChairを務め、世界の研究者の議論をまとめてきた経験をお持ちで、漁業研究をリードしてきた人物です。今回は、練習船 耕洋丸の見学の後、海洋生産管理学科梶川研究室を訪れ、大型回流水槽棟での模型網の見学の他、海洋生産管理学科及び研究科学生に対して、「Fish behavior and conservation engineering in capture fisheries」の演題で講演して頂きました。本講演では、漁業が環境に与える影響と保全の方法、特に資源保全のために重要である混獲を防ぐための具体的な方法について解説やその効果の調査方法を紹介して頂きました。また、将来にわたって漁業を継続していくために、求められる要素について、分かりやすく話してもらいました。学生達は、メモを取るなど熱心に聴講しており、講演終了後には、積極的に英語で質問するなど、海外の研究者との交流を楽しんでいました。