学科・専攻科・研究科

水産大学校で学びましょう!!

水産大学校    校長    下川  伸也  

  水産業は海や川、湖から魚介藻類を採獲し、生鮮食品あるいは加工食品として消費者に供給する産業、つまり漁業生産、増養殖、資源保護から、鮮度保持、加工、流通、輸送、販売そして経営を含む幅広い産業です。
  この水産業の持続可能な発展に貢献し、水産資源の適切な管理や漁業・養殖業の生産性向上及び流通構造の改革など、多岐にわたる水産分野で活躍できる人材が求められています。さらに、ICT、IoT 等の先端技術の活用により、水産資源の持続的利用と水産業の産業としての持続的成長の両立を実現する次世代の水産業として「スマート水産業」も推進されています。
  水産大学校はこれらの分野に合った5つの専門学科(修業年限4年)と上級の専攻科(修業年限1年)、研究科(大学院修士課程相当、修業年限2年)で構成され、水産に関する学理・技術の教授及びこれらに関連する研究を推進し、水産関連分野への高い就職割合を誇っています。大学校創設後75年以上の歴史を持ち、12,000人を越える優秀な卒業生を国内外の水産業界の第一線で活躍する人材として社会に送り出してきました。
  周りを海で囲まれた水産大学校で学び、海の豊かさを共に守っていきましょう!!!

学科

水産流通経営学科

  水産業の経営、流通、制度及び国内外の諸情勢に関する知識や情報処理技術に関する分野です。
  水産業の発展のため経営・管理分野を中心に活躍できる人材を育成します。

海洋生産管理学科

  船舶運航及び水産資源の持続的・科学的生産の専門知識と技術に関する分野です。
  海洋・水産に関する幅広い技術を修めた海技士(=専攻科に進学)、漁業生産技術の改良・開発、漁場環境と資源の管理の分野を中心に活躍できる人材を育成します。

海洋機械工学科

  海洋・水産に関する幅広い技術の修得をめざす海技士(機関)の育成、舶用機関・エネルギー機器、先端機械工学、環境負荷低減技術等に関する専門知識と技術に関する分野です。
  水産資源の持続的利用や海洋環境保全分野を中心に活躍できる人材を育成します。

食品科学科

  水産食品の衛生管理、物理性状、保健機能等に関する生理・生化学や低・未利用資源の高度利用技術に関する分野です。
  安全で機能性に優れた水産食品の開発・供給の分野を中心に活躍できる人材を育成します。

生物生産学科

  水産動植物の生物機能、繁殖、生育環境等の専門知識とこれを資源の増養殖に活用する技術に関する分野です。
  資源の増殖・養殖及び沿岸漁場の保全の分野を中心に活躍できる人材を育成します。

専攻科

  本科卒業生に対し、船舶運航(船舶運航課程)及び舶用機関(舶用機関課程)に関する専門技術を身に着けた海技士の養成(1年間)を行います。
  上級海技士の資格とともに水産業を担う船舶運航技術、漁業生産管理技術、舶用機関技術、水産機械関連技術等を兼ね備えた、水産系の海技士として活躍できる人材の育成をめざしています。

水産学研究科

(水産技術管理学専攻水産資源管理利用学専攻)
  本科又は大学で身に付けた水産に関する専門知識と技術を基盤に、さらに専門性の高い知識と研究手法に関する教育・研究を行います。
  高度な技術指導や企画・開発業務で活躍できる人材の育成をめざしています。

その他教育研究施設

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