海洋生産管理学科
海洋生産管理学科とは
海洋生産管理学科は、海洋環境-水産資源-生産管理に関わる分野を科学的手法によって解明し、海の生態系を維持しながら、船舶の最新技術を駆使して水産資源を持続的、計画的に利用するための教育と研究を行っています。学科の教育組織は海洋生産運航学講座、資源管理学講座の2講座で編成されており、両講座の連携により、21世紀の新しい水産業を展開するために必要な基礎的な学理をはじめ、幅広い理論と応用技術に関する教育と研究を行っています。
また、本学科の教育カリキュラムには、本校の大型練習船による船舶運航実習、漁業実習、海洋調査実習などが含まれ、将来「海洋」で活躍するための基礎を修得できます。
本学科は専攻科船舶運航課程に連接し、当課程に進学すると水産および海洋に関する幅広い知識と高度な技術を修得し、国際航海の航海士として従事できる三級海技士(航海)の国家資格を取得することが出来ます。
進路の流れ
主な授業科目
各講座ではその専門分野に関わる様々な講義・演習および実験を開講しています。
また、海洋生産管理学科では、海に親しみ、海の恵みを大切にする心を養うため、海との関わりを大事にしています。1年次の海技実習では海に接するための基礎を体験し、2年次以降においても海洋生産実習、遠洋航海実習、漁業調査などの実習が充実しています。
専門教育科目・実習
漁獲管理技術論 | 漁業情報解析学 | 漁船システム論 |
航海情報計測学 | 基礎航海学 | 沿岸航海学 |
推測航海学 | 電子航海学 | 天文航海学I |
天文航海学II | 海と船 | 漁船運用学 |
漁船安全学 | 漁船運動力学I | 漁船運動力学II |
海事法規 | 船舶衛生管理論I | 漁具漁法学概論 |
基礎漁具力学 | 漁具力学 | 資源管理漁具設計論 |
国際漁業管理学 | 資源動態学 | 資源解析学 |
資源管理論 | 東シナ海・日本海資源論 | 漁業計測学 |
水産音響学 | 海洋物理学 | 海洋気象学 |
水産資源環境学 | 国際漁業管理学演習 | 資源解析学演習 |
航海情報計測学実験 | 漁船運動力学実験 | 漁具学実験 |
漁業計測学実験 | 水産資源環境学実験 | 海技実習 |
海洋生産実習I | 海洋生産実習II | 漁船運用学実習 |
漁業調査 | 遠洋航海実習 | セミナー |
インターンシップ | 航海英会話 | 卒業研究 |
卒業論文 |
実習の紹介
海技実習では、実習や実験などこれから洋上で活動を行う上で必要な基礎知識を体得するとともに、海や船について親しみと理解を深めます。
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カッター漕艇実習 | 救命胴衣着用体験 |
海洋生産実習では、漁業生産および生産管理に必要な実務を体験するとともに、漁船や漁業生産についての基礎的な知識、技術を習得します。
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トロール操業 | 標本収集 |
調査研究を通じて、乗船実習で体得した知識を基に、漁業の将来展望を総合的に描ける感性を磨きます。
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漁撈作業の安全性・作業性向上を目的とした研究。写真はトロール操業中の漁撈動作を対象とした3次元画像解析。 | 漁業資源の生態や資源状態を調べ、効果的な資源管理手法を探求する。写真は顕微鏡を用いたキダイの鱗と、ハダカイワシの標本調査。 |
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漁業生産および生産管理に関する研究成果の総合的な取りまとめ方法および発表方法について修得します。 |
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漁業生産および生産管理に伴う実務に関する総合的能力を高めるとともに、遠洋航海では現地関連機関との共同調査により国際感覚を磨きます。 |
実験・実習施設
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ビジュアル操船シミュレータ | 大型回流水槽 |