海洋機械工学科

海洋機械工学科とは

 本学科は、物理を中心に生物や化学も取り入れた海洋・水産技術と機械工学との融合分野を創生し、教育・研究を行っています。水産機械等の開発、水産資源の持続的な利用、海洋環境保全等に関わる知識と技術を幅広く修得し、海洋・船舶・水産食品関連機械などの分野で、中心的な活躍ができる人材を育成します。
本科卒業生及び専攻科修了生は水産関連業界や官公庁で幅広く活躍しています。

 本学科の特徴は以下の通りです。

1 水産系大学では唯一の機械に関する学科です。
2 水産系大学では唯一、大型船舶の機関士を養成しています。
3 少人数グループによるリメディアル教育など、マンツーマンによるきめ細かい修学・就職指導を行っています。生物・化学を選択した人も安心して勉強できます。
4 海に関する様々な実習を行っています。例えば、海技実習(水泳、救助法、消火法など)、臨海実験実習場での海洋機械実習、練習船での実習など、実践的教育を重視しています。
5 本学科卒業後、専攻科舶用機関課程に進学すると、国際航海に従事する船舶の機関長や機関士になるための海技免状を取得することができます。

 主な講義・実習科目

 カリキュラムは、基礎学理を習得しつつ高度な専門性に裏打ちされた実践力を養うため、講義と実験・実習から組み立てられています。

 特に、入学時の数学や物理の学力補完、また3年次の就職・進学対策を目的としたグループ学習など、少人数制の特徴を最大限に活かした少数精鋭教育を受けることができるのも大きな特徴となっています。

専門教育科目・実習

製図 伝熱工学 蒸気工学
海洋水産機械概論 エレクトロニクス 機関システム学
舶用機関学概論 材料と機械工作法 電気・電子機器
基礎工学演習 環境計測学 工学系の力学
工学基礎 海洋機械実験 機械制御学
工業数学 機械工作実習 海洋エネルギー工学
工業力学 制御工学 海洋環境実験
材料力学 海洋機械設計 舶用機械実験
熱力学 内燃機関 海技実習
流体力学 水産冷凍工学 海洋機械実習Ⅰ,Ⅱ
機械力学 応用工学演習  
電気工学 舶用補機

4年次 

 機械エンジニアを目指して高度な研究をしたい学生は卒業論文を、船舶機関部の幹部職員として必要な海技士(機関)の資格取得を目指す学生は遠洋航海実習を、各々進路に合わせて履修するシステムとなっています。

なお、成績が優秀な学生には毎年、日本機械学会から畠山賞が、日本マリンエンジニアリング学会からは山下賞が贈呈され、卒業時に表彰されます。

進路の流れ

海洋機械工学科の進路の流れの図

実験・実習施設

海洋機械工作実習工場・・・機械加工や製作に関する実習をします。
内燃・制御実験室・・・ディーゼルエンジン,計測・制御機器の実験・実習をします。
舶用機械総合実験棟・・・蒸気ボイラ・タービン、冷凍機、電気推進、海洋ロボット、水素燃焼エンジンの実験・実習をします。

海洋機械工作実習工場画像 内燃・制御実験室画像

海洋機械工作実習工場

内燃・制御実験室

蒸気実験室画像  
舶用機械総合実験棟
Pagetop
文字サイズ