食品科学科

食品科学科

 水産食品の健康増進機能や安全確保、さらには水産物の高度利用技術についての教育・研究を行っています。特に、21世紀の半ばには食料の供給と安全確保がより難しくなると予想されているので、未利用資源を使ったバイオ食品の開発や超高感度技術を使った危害因子の検出といった食料の安定供給と安全確保のための研究にも取り組んでいます。
 こうした教育・研究に取り組む中で、水産加工技術や保存技術のほか、水産物の生化学や有機化学、食品衛生や食と健康に関する知識、さらには食文化に関する知識などを習得し、安全で機能性に優れた水産食品の開発・供給の分野で活躍できる人材を育成します。

主な講義・実習科目

 4年間の講義・実験・実習を通して、水産食品についての幅広い教養や基本的な知識を身につけ、さらに水産加工技術、保存技術、水産物の成分化学の基礎、食品の安全・衛生に関する知識、食と健康に関する知識、環境に関する知識などの高度な専門学を習得します。

食品の加工利用に関する科目:

未利用生物資源学、水産伝統食品科学、食品加工技術、食品保蔵学、発酵微生物学、食品製造学、食品製造工学、食品物理化学、食品工学、食品高分子化学
(原料の加工特性、食品の保蔵・品質劣化要因、食品加工先端技術)

食品の機能に関する科目:

食品機能学、栄養生理学、海洋天然物化学、生体触媒化学、食品化学、水産生物化学、食品分析
(食品機能、生理活性物質、バイオテクノロジー、天然物化学)

食品の安全に関する科目:

食品衛生学、公衆衛生学、HACCP、遺伝子工学、微生物生態学、基礎生物学、食品衛生管理基準、生物無機化学、機器分析、分析化学
(食品衛生、食中毒、HACCP、化学分析、遺伝子操作)

実験・実習施設

食品加工実習工場・・・かまぼこや缶詰を作る実習が行われます。

食品加工実験工場

食品加工実習工場

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