水産基礎講座
水産基礎講座
水産基礎講座の概要
グローバル化や情報化が進む今日の状況に対応するためには、外国語や情報学などとともに、社会の根底にある法則や機微を明らかにする歴史学や法学などの研究が必要です。当講座は、全学的にこうした基礎共通教育を担当するほか、水産業をめぐる数理科学、言語・文化、社会にまたがる多様な学問を研究することを通して本学科の専門領域にも寄与しています。
一般教養や水産関連分野の地球規模的な幅広い視野を持った知識・能力の獲得を目標に、国際的な水産人の育成を目指します。
自然科学研究とその水産人材育成への応用
将来、水産人として活躍するためには、水産に関する専門知識に限らず、自然科学に関する幅広い知識や技能の習得も必要です。例えば、漁獲量の予測は、微積分をはじめとした数理科学の手法によって、実際の漁獲量、海水温、塩分濃度といった過去のデータを解析することで行われています。各教員は水産学も含め広く自然科学の諸問題に取り組み、それらへの理解を深めています。そして、得られた知見を学生教育へ応用することで水産業の幅広い分野で活躍できる人材を育成しています。


水産人材育成の基盤を担う人文・社会科学的研究
グローバル社会を生き抜く水産人として、創造性・協調性・多様性への理解・国際感覚を身に着け、社会と円滑なコミュニケーションを図ることは、今後ますます求められる能力でしょう。これらを身に着けるためには、水産の知識にとどまらず、広く人文・社会科学に関する知識の習得が不可欠です。この課題を担当する教員は、自身の専門分野に加えて分野横断的な研究を行い、得られた知見を基にした授業を提供することで、学生の上記能力の育成、向上に努めています。担当授業は、共通教育科目の英語(必修科目)、第二外国語(フランス語、スペイン語、中国語から選択必修)のほか、歴史や文学などがあります。


